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法人の合併・分割の承認

法人が風俗営業を行っている場合、合併や分割を行うことで別の法人にその風俗営業の地位を承継せることができます。

ただし、その場合はあらかじめ公安委員会の承認を得る必要があります。

この「あらかじめ」とは、合併・分割の効力が生じる前であることをいいます。

つまり、合併・分割契約書の日付や新設会社の設立日は、承認が見込まれる日よりも後の日付にしておく必要があります。

承認の効果

合併・分割により風俗営業者の地位が承継されると、営業制限地域で既得権により営業していた場合(許可取得当時は営業できる地域であったが、現在は営業できない地域に変わっており、変わった時点で既に許可を取得しているということで既得権が認められて営業している場合)、合併・分割で承継した法人はその営業制限地域内にある営業所において風俗営業を営むことができます。

また、新規で許可申請をする場合は保護対象施設の調査や営業所の立入検査があるのに対し、合併・分割の承認の場合は基本的に書面審査(人物調査は含む)のみになりますので、新規申請と比べて手続きの負担は大幅に軽くなります。

注意点…承認の対象となった営業所において、承認の前から又は承認されてから風俗営業者の地位の承継前(合併・分割の効力が発生する前)に、営業停止等何らかの処分に該当する事由が生じた場合、その処分は承継後の法人を対象として存続されます。また、地位の承継前に処分が行われた場合は、当該処分の効力も承継されます。つまり、例えば営業停止期間は地位承継後も存続するということです。

許可証の書換申請

合併・分割の承認がされた後は、すみやかに許可証の書換申請をする必要があります。

許可証に記載されている営業者の名前が、承認前の法人名になっているので、これを承継した法人名に書き換えてもらう手続きです。

弊所では、合併・分割の承認のご依頼を頂いた場合、この許可証の書換申請まで代行させて頂いております。

役員の欠格事由

風俗営業者の地位を承継する法人に、以下のいずれかの項目に該当する役員がいる場合は承認されませんのでご注意下さい。

  • 成年被後見人、被保佐人
  • 破産者で復権を得ない者(例)破産手続開始決定を受け、未だ免責許可がおりていない人
  • 1年以上の懲役若しくは禁錮の刑に処せられ、又は一定の罪を犯して1年未満の懲役若しくは罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して5年を経過しない人
    →要するに5年以内に何らかの罪を犯した人は要注意です
  • 集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれのある人
  • アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者
  • 風俗営業の許可を取り消されて5年を経過しない人(法人の場合、当時役員であった人)

合併・分割承認の流れ

署に計画書提出の上、事前協議
      ↓
署および警察本部から回答
      ↓
承認申請
↓ 申請日から約35日
承認
      ↓
許可証書換申請


費用 200,000円(税別)~
※警察への手数料としての証紙代(大阪の場合12,000円)は別途発生します。


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ネクサス行政書士事務所


代表 松井 一敏

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